平安時代より現在に至るまで、日本人の心の琴線に触れる花として愛される桜。絵画や工芸作品においても桜を扱った作品が数多く作られてきました。更に、江戸時代中期以降には、博物学的な視点も加わり、桜の種別を詳細に描き分けた図譜類も登場するようになります。 今回は上野公園のお花見の季節に合わせ、桜の描かれた浮世絵や工芸作品、図譜類を展示します。イメージの中のお花見をお楽しみください。
主な出品作品
名所江戸百景・上野清水堂不忍池 歌川広重筆 江戸時代 19世紀
色絵桜樹図皿 鍋島 江戸時代 18世紀
桜品 松岡恕庵著 宝暦8年(1758)