タイトル等
ガラスをめぐる4つのアプローチ
技法で見つめる西洋と東洋の名品
会場
サントリー美術館
会期
2001-08-07~2001-09-24
休催日
2001/08/13, 2001/08/20, 2001/08/27, 2001/09/03, 2001/09/10, 2001/09/17
観覧料
一般800円、高校・大学生600円、小・中学生400円
(20名以上の団体は各100円割引き)
主催者
サントリー美術館
概要
豊かな表現力を内に秘めた素材-ガラス。ガラスは、一見固体のように見えますが、「過冷却液体―― 熱によって熔けた液体状のものが、冷えて次第に固まりつつある物質」ということになります。構造上、こうした微妙なバランスの上に成り立つガラスは、熱によっては動きある造形が可能となり、また冷えればある程度の硬度が保たれ、比較的細工のしやすい素材となり得ます。そのため、時に伸びやかな曲線や、こわれそうではかない表情を見せる反面、丹念な彫りによっては繊細さを、剛健なカットによっては光と共演しつつ煌き、多彩な表情を見せてくれるます。こうしたガラスの魅力を最大限に引き出すには、ホットワーク熱とコールドワーク冷という両極の技法が鍵となってくるのです。
ガラスと人類との歴史は古く、4000年以上前にさかのぼることができます。この長い歴史の中で、ガラスの魅力を存分に引き出しうるようになったのは、16世紀ヴェネツィアでの飛躍的な発展以降だと言えるでしょう。前世紀までに、イタリアでは透明度の高い無色ガラス「クリスタッロ」が開発されました。イタリア・ルネサンスの潮流を背景に、これに伴う技法の革新は、芸術性豊かなヴェネツィア・ガラスを開花させました。この波は近隣ヨーロッパ諸国に伝播し、さらには近世の中国、そして日本のガラス工芸へも、深く関わることになるのです。
本展は洋の東西を問わず、16世紀から20世紀初めまでの約400年間に生み出されたガラス作品約132点を展示します。そしてこれを、「吹く」、「彫る」、「描く」、「刻み込む」という、ガラス技法の中でも要と言える4つのアプローチによって見つめます。ガラスという一つの素材と向かい合ったとき、その魅力を引き出すために、人々はどんな試行錯誤を重ねたのでしょう。各地で生み出されたガラスの表情に、国境や文化を越え、どのような共通点が見られるのか、あるいは生活習慣などとの関連の中で、いかなる相違点が表れてくるのかを垣間見るとともに、東西の名品をご堪能いただきたいと思います。
ホームページ
http://www.suntory.co.jp/sma/
展覧会問合せ先
TEL:03-3479-8600
会場住所
〒107-8643
東京都港区赤坂9-7-4 六本木・東京ミッドタウン ガレリア3階
交通案内
[東京ミッドタウンまでの交通案内]

地下鉄をご利用の場合

○都営地下鉄 大江戸線 六本木駅 出口8より直結

○東京メトロ 日比谷線 六本木駅より地下通路にて直結

○東京メトロ 千代田線 乃木坂駅 出口3より徒歩約3分

バスをご利用の場合

都営バス (渋谷発)
都01 「六本木駅前」下車 徒歩約2分

ちぃバス (赤坂ルート/田町ルート)
「六本木七丁目」、「檜町公園」下車 徒歩約1分
ホームページ
http://suntory.jp/SMA/
会場問合せ先
Tel 03-3479-8600
東京都港区赤坂9-7-4 六本木・東京ミッドタウン ガレリア3階
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