竹久夢二(たけひさ ゆめじ)は、大正期の抒情的詩人画家で、大正ロマンの代名詞的存在として広く知られています。その夢見るような哀愁漂う女性像は夢二美人とよばれ、情感あふれる詩文や挿絵、そして商業デザイン等、多様な分野で人々を魅了しました。
本展は、故・松田基(もとい)氏(前・両備バス株式会社会長)が収集した夢二郷土美術館(岡山市)のコレクションの中から夢二の多領域にわたる作品を紹介します。夢二美人の数々を堪能できる日本画作品を中心としながらも、大衆的作家として活躍した夢二の全体像を紹介できるように、夢二がデザインした装幀本や楽譜、封筒など様々なジャンルの作品、資料で構成します。
(作品約130点:日本画・油彩・水彩・木版画・素描)
(資料約50点:著作本・装幀本・楽譜・千代紙・封筒など)
大正期の若者達を魅了し、今なお多くの人々の心を捉えてやまない夢二の世界を存分にお楽しみください。
会期中、一部の作品を展示替します。
前期:8/10(金)~9/3(月)
後期::9/5(水)~9/17(月・祝)