タイトル等
没後20年 森本三郎展
会場
市立小樽美術館
会期
2007-05-26~2007-07-01
休催日
月曜日・祝日の翌日
観覧料
一般500(400)円 高校生250(200)円 小樽市内高齢者250(200)円 中学生以下・障がい者 無 料 ( )は20名以上の団体料金
概要
小樽をこよなく愛した洋画家森本三郎が逝去してから没後20年をむかえます。 森本は、1909年帯広に生まれ、1934年上京し3年間川端画学校などで学んだ後小樽に移住し、北海道新聞社に勤務しました。戦前に道展へ、戦後まもなく全道展へ出品を重ね、中央では春陽会、国画会展に出品し国画奨学賞を受賞しています。しかし1980年代から特定の公募団体への参加を断ち、光子夫人との二人展一筋に作品を発表しました。ほとんどが独学であった彼は、どんなモチーフも納得するまで描こうとし、絵作りの基本にはたゆまぬ デッサンの修練が必要でした。新聞社勤務の経験からか痛烈な社会批判を抱き、自身の絵画理念に対しても強い信念を抱いていました。少年の頃から詩作を続け「絵を描く感動の根底には必ず詩があった。詩を書くことで物を見る力をつけてきた」と語っています。 多彩な作品のうち、森本三郎といえば、誰もがその雪景色を連想します。重々しい空の色と、路地にたまった雪も薄汚れた寂しい風景です。しかし、厳しい寒さのなかに、そこに暮らす人々の心の温もりを感じさせます。森本の人生観の滲み出た風景であり、誰にも真似はできません。素描にも定評があり、道内各地の古い民家をまわって仕上げた「北海道の民家」や、奈良の古寺や仏像を描いた「古都素描」などの素描集も出版されています。 本展は、小樽のもつ風情を浮かび上がらせた優れた洋画家、森本三郎の没後20年を節目とした回顧展となります。代表作「雪の小樽」の連作のほか、卓上静物、人物、花など油彩 と、モノトーンの詩情豊かな素描の世界を紹介いたします。
ホームページ
http://www6.ocn.ne.jp/~otarubij/
展覧会問合せ先
市立小樽美術館 TEL.0134-34-0035
会場住所
〒047-0031
北海道小樽市色内1-9-5
交通案内
○JR小樽駅から 徒歩でおよそ10分
(国道5号線を札幌方向へ進み、産業会館の交差点を海側方向へ左折。手宮線跡地及び日銀金融資料館の近くです)

○中央バス「本局前」バス停から 徒歩でおよそ5分
ホームページ
https://www.city.otaru.lg.jp/categories/bunya/shisetsu/bunka_kanko/bijyutsukan/
北海道小樽市色内1-9-5
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