タイトル等
都路華香展
会場
笠岡市立竹喬美術館
会期
2007-03-10~2007-04-15
休催日
毎週月曜日
開催時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
観覧料
一般800(650)円 高校生500(300)円 小中学生300(150)円
( )内は団体20名以上
前売は一般個人のみ700円
概要
このたび、京都の忘れられた日本画家、都路華香(つじかこう:1870~1931)の代表作を集めた戦後初の回顧展を開催します。華香は竹内栖鳳(せいほう)、菊池芳文(ほうぶん)、谷口香きょう(こうきょう)とともに幸野楳嶺(こうの ばいれい)門下の四天王と称された存在です。内国勧業博覧会、日本青年絵画共進会、新古美術品展でたびたび受賞したのちは、明治40年(1907)開設の文展においても活躍しました。大正5年(1916)年の第10回文展《埴輪(はにわ)》と翌年の第11回文展《大潮の跡》が連続して特選となるなど、華々しい実績を残しています。
華香の作品で注目されるのが「波」を題材とするものです。明治末年より波の研究を行い、その斬新な感覚と大胆な表現により、《緑波(りょくは)》(明治44年頃)や《良夜(りょうや)》(明治45年)などさまざまな波の名品を描きました。常に先鋭的で新鮮な表現につとめ、また俳句に親しみ、禅の修養を積むなどして、飄々としたなかに独特な装飾性を持つ作風を展開しました。
そして大正14年(1925)には帝国美術院会員となり、さらに大正15年には京都市立絵画専門学校・京都市立美術工芸学校の校長になるなど美術教育にも携わり、冨田溪仙などユニークな日本画家を育てています。
今回の展覧会では、ようやく全貌が捉えられるまでに調査研究が進んだことを記念して、また近年アメリカをはじめ欧米諸国における華香人気を背景として、近代美術史が見落とした珠玉の画業をいま一度見直してみたいと思います。代表作90点が一堂に会することにより、今日の日本画は覚醒のときを迎えるかもしれません。
ホームページ
http://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/
展覧会問合せ先
TEL 0865-63-3967 FAX 0865-63-4496
会場住所
〒714-0087
岡山県笠岡市六番町1-17
交通案内
山陽自動車道 笠岡I.C.から 15分

JR山陽本線 笠岡駅から
・タクシー 5分

・徒歩 25分

・笠岡駅前4番のりば
神島(こうのしま)循環 / 乗時(のりとき)行き / 美の浜(みのはま)行き
「市民会館・竹喬美術館前」下車すぐ
所用5分・150円
ホームページ
https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/
岡山県笠岡市六番町1-17
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索