タイトル等
南國美術展を振り返る
~かごしま近代美術の母体~
会場
鹿児島市立美術館
会期
2006-05-30~2006-07-09
休催日
月曜日(祝日の場合は翌日)
開催時間
午前9時30分~午後6時(入館は午後5時30分まで)
観覧料
一般200(150)円 高大生150(100)円 小中生100(50)円
( )内は20名以上の団体料金
※常設展と共通
概要
今年は、南九州最大の公募展・南日本美術展が創設されて60周年を迎えます。本展はこれにちなんで、今まであまり知られていなかった南日本美術展の前身である南國美術展にスポットを当てるものです。
鹿児島では大正の中頃、洋画家や日本画家たちがそれぞれ個別に活動していましたが、彼らの総合的な発表の場として創設されたのが、1923(大正12)年に第1回を迎えた南國美術展です。鹿児島新聞(南日本新聞の前身)の学芸部長で文人でもあった牧暁村と日本画家・河本其山の話から生まれたというこの企画は、洋画家の山下兼秀、谷口午二、小倉静三を巻き込み、大きな運動となって実現します。
洋画では、黒田清輝ゆずりの外光派風の作品が多く見られるなか、新傾向の同時代的作品も徐々に増えていきました。日本画でも、伝統を重んじながら近代的な表現が目標とされました。また、泰西名画の紹介や中央で活躍する郷土作家の作品の展示、帝展や独立展などの巡回もなされ、地方文化へ新風をもたらす場としても機能しました。しかし、戦時下となり1940(昭和15)年の第17回展で終了を余儀なくされたのです。
本展では、鹿児島の近代美術の母体となった南國美術展を回顧し、その出品作家を当館所蔵作品によって紹介します。歴史に埋もれた感のある20世紀前半期における鹿児島の美術界のすがたを検証するものです。
ホームページ
http://kagoshima.digital-museum.jp/artmuseum/
展覧会問合せ先
Tel 099-224-3400
会場住所
〒892-0853
鹿児島県鹿児島市城山町4-36
交通案内
公共交通機関で来館の場合
■ カゴシマシティビューバス「西郷銅像前」下車、徒歩1分。
■ 市電「朝日通」、バス「金生町」下車、徒歩5分。
■ 鹿児島本線 鹿児島中央駅より、車で10分。
ホームページ
https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/
鹿児島県鹿児島市城山町4-36
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