上野の森美術館大賞展は、今から25年前に「次代を担う作家を発掘する」ことを目的にしてはじまりました。従来の概念を打破し、素材の違いや抽象、具象の壁を取り払い、美術界の先輩作家たちがそれぞれの目で審査をする。そして入賞した新しい作家たちの「新作展」を翌年に開催して、その成長を広く紹介するという展覧会としてもユニークな制度を掲げて今日にいたりました。
昨年の第24回展では、全国から930人、1,455点の応募があり、6人が入賞しました。今回の入賞者展ではこの6人の新作を紹介するものです。
この受賞後の新作展はこれまで銀座の吉井画廊を会場として開催してまいりましたが、今年から、昨夏新しく完成したばかり上野の森美術館ギャラリーはでの開催となります。受賞者たちの作品も従来のものより大作になりました。
受賞から1年を経た精進の成果をぜひご覧ください。