本展は、近年ようやく脚光を浴び始めた岡本太郎の写真を「日本」をキーワードとして紹介するとともに、戦後独自の視点から「日本」を題材とした7人の写真家の作品を紹介する展覧会です。
本展では、特に1950年代から70年代にかけて、岡本が日本各地を取材する過程で撮影した写真を、彼の文化論とともに紹介します。また、岡本の写真とあわせて、土門拳・濱谷浩・東松照明・内藤正敏・土田ヒロミ・藤原新也・都築響一といった、「日本」を独自の視点から追求し、写真というメディアの可能性のなかに、その思想を表現した7人の写真家の作品を展示します。