香は奈良時代に仏教とともに、その儀式にまつわる文化の一つとして日本に伝わりました。以来日本lは、様々な形で香と関わりをもち、室町時代には「香道」という独特の文化を創り上げます。 正倉院の名香木として有名な「蘭奢待」(らんじゃたい)が目録では薬物に分類されているように、香木 は鎮静作用などの薬効があります。今回は、香りを通して草木の名前を思い起こして過ごす香席と、薬草でもあり武蔵野を代表する花として古歌にも数多く詠まれた紫草に思いを馳せる香席をご用意し、3月10日から開催予定の春期企画展「駒場御薬園と本草学」への導入としています。講師 香道古心流 師範 黒須秋桜氏 協力 狭山香道倶楽(定員は各回60名・申し込みは1月18日(木)9時からお電話で受付します。℡04-2955-3804)