タイトル等
人間国宝 松田権六の世界
会場
東京国立近代美術館工芸館
会期
2006-12-19~2007-02-25
休催日
月曜日(1/8・2/12は祝日のため開館、翌休館)年末年始(12/29~1/1)
開催時間
午前10時~午後5時(入館は閉館30分前まで)
観覧料
一般800円(700/600)円 大学生500(400/350)円 高校生300(250/200)円
中学生以下・障害者無料
※( )内は前売/20名以上の団体料金
主催者
東京国立近代美術館、毎日新聞社
概要
工芸界の巨匠松田権六(1896-1986)は近代漆芸に偉大な芸術世界を築き上げた作家であり、わが国の伝統工芸の発展にきわめて重要な功績を残しました。
金沢に生まれた松田は、加賀蒔絵の伝統を踏まえ、東京美術学校で学びつつ、江戸時代から伝承された各流派の高度な蒔絵技法を習得しました。「人に学ぶ、物に学ぶ、自然に学ぶ」を終生のモットーに自己を啓発し続け、同校の正木直彦校長や大茶人益田孝(鈍翁)との知遇、室町や桃山時代などの古典研究、朝鮮・楽浪漢墓出土の漆器や中尊寺金色堂をはじめとする数々の保存修復をとおして、漆芸の意匠や様式、広範な技法を鋭い洞察と鑑識とで解明し、自らの創作に応用、発展させました。その制作は、多種多彩な素材と高度な技法が駆使され、大胆な構成に鮮烈な意匠で自然の生物を生命感豊かに描写しています。そこには独特の優美さがあり、まさに近代漆芸の金字塔といっても過言ではないでしょう。1947年日本芸術院会員、1955年には重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)となり、伝統漆芸の保存と普及、後継者の育成に多大な功績を残し、後年には文化功労者、文化勲章を受章しています。
本展覧会では、多年にわたる制作のなかから主要作品約70点を特に精選するとともに、その芸術の形成に深く関わった古美術作品や師の作品、また、松田の芸術を現代に継承してきた作家らの代表作を紹介することによって、これまでなかった構想で松田権六芸術の真髄と現代漆芸に示した真価をご覧いただきます。
ホームページ
http://www.momat.go.jp/
展覧会問合せ先
Tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場住所
〒102-0091
東京都千代田区北の丸公園1-1
交通案内
東京メトロ 東西線 竹橋駅 1b出口より 徒歩8分
東京メトロ 半蔵門線・東西線・都営新宿線 九段下駅出口2より 徒歩12分
ホームページ
https://www.momat.go.jp/cg/
会場問合せ先
03-5700-8600 (ハローダイヤル)
東京都千代田区北の丸公園1-1
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