タイトル等
風景を描く
-戦後関西の風景画-
会場
西宮市大谷記念美術館
会期
2006-10-28~2006-12-03
休催日
水曜日休館
開催時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料
一般800(600)円 高大生600(400)円 小中生300円
( )は前売り、および20名以上の団体料金
ココロンカード・のびのびパスポート・西宮市内在住65歳以上の方は無料
主催者
西宮市大谷記念美術館 神戸新聞社
概要
「風景画」はいつごろまで、絵画の主題としての意味を持ったのでしょうか。今でも風景画は描かれていますが、美術の表現が多様な選択肢を持つ現在、その意味は、明治30年代に「風景画」という言葉が生まれた時から、大きく変化しているのは確かです。
戦前に芽生え、無理に押さえ込まれていた抽象表現などの美術の多様性は、第二次世界大戦後一気に開放され、戦後の混乱期を経て1950年代にはいわゆる前衛美術の全盛を迎えます。吉原治良が「具体美術宣言」を美術誌上に発表したのは1956年のことです。
そんな中にあってこの同じ年、『美術手帖』に「写生地案内」という臨時増刊号が東日本編、西日本編、2号にわたって発行されました。そこには戦前戦後を通じて美術団体に所属し、一定の地位を得て「風景画」を描いてきた画家たちの対談と、写生地の紹介記事が掲載されています。この「写生地案内」の記事を辿り直し、併せてそこに登場する画家たちが、実際に描いた絵画を並べて展観することによって、この時期の「風景画」が絵画の主題としてどのような意味を持ち得たかを、検証する手がかりとなるのではないかと考えています。
この展覧会は、美術史の中で前衛美術の影に隠れ、これまで余り検討されることのなかった1950年代から1960年代の風景画について、関西の画家を取り上げ、新しい視点で捉え直してみる試みです。この考察を通じて、「近代」から現在に何が伝わり、何が取り残されたかを再発見できるかもしれません。
京都、奈良、大阪、神戸、紀伊半島、瀬戸内海などの関西一円の写生地を描いた、35作家90点の作品を展観いたします。
<主な出品作家>
黒田重太郎、小松益喜、須田国太郎、辻愛造、鍋井克之、古家新、榎倉省吾、金山平三、田川寛一、杉本健吉 他
ホームページ
http://www9.ocn.ne.jp/~otanimus/
展覧会問合せ先
電話0798-33-0164 / fax 0798-33-1699
会場住所
〒662-0952
兵庫県西宮市中浜町4-38
交通案内
■ 公共交通機関で
●阪神沿線より (大阪方面より)
「西宮」で普通電車に乗り換え、次の駅「香櫨園」下車。
「香櫨園」からは南西へ徒歩6分。

●阪神沿線より (神戸方面から)
「御影」もしくは「芦屋」まで特急に乗車、普通電車に乗り換え「香櫨園」下車。
「香櫨園」からは南西へ徒歩6分。

●JR沿線より
「さくら夙川」下車。
国道2号線を西へ向かい、夙川沿いを南に下り、南西へ徒歩15分。

●阪急沿線より
特急に乗車、「夙川」下車。
夙川沿いを南に下り、南西へ徒歩18分。

■ お車で
美術館と国道43号線の間に専用駐車場(15台)がありますが、駐車まで長時間お待ちいただく場合もあります。
また近隣道路は駐車禁止です。
なるべく公共交通機関をご利用ください。

●大阪・京都方面から
阪神高速3号神戸線 武庫川出口 / 名神高速道路 西宮出口で神戸方面に向い、そのまま国道43号線を神戸方面(西行き)へ。
夙川を越えて約300m先「西宮市大谷記念美術館」標識を左折。

●神戸方面から
阪神高速3号神戸線 西宮出口を出て、そのまま国道43号線「戎前」交差点をUターンし神戸方面(西行き)へ。
夙川を越えて約300m先「西宮市大谷記念美術館」標識を左折。
ホームページ
http://otanimuseum.jp/home/index.html
兵庫県西宮市中浜町4-38
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