ブラティスラヴァ世界絵本原画展は、1967年、当時のチェコスロヴァキアで開催され、現在はスロヴァキアの首都ブラティスラヴァで2年ごとにおこなわれる世界最大規模の絵本原画展です。同展は各国のベテラン作家たちの作品が一堂に展示され、その個性を競うものとして知られています。今回は2005年秋に開かれた第20回展より、各国の受賞作品と日本から参加した19作家の作品を中心に紹介します。また、特別展示として、チェコの戦前から戦後にかけての貴重な絵本および原画を紹介します。旧東欧の絵本は日本でも静かなブームとなっていますが、これはチェコ絵本および画家を体系的に紹介する初の展示となります。さらに、ブラティスラヴァに出品された約50カ国の絵本や、飛び出す絵本の先駆者・チェコのクバシュタが手がけた作品、チェコスロヴァキア時代の古い玩具なども併せて紹介いたします。是非この機会に絵本の豊かな世界をお楽しみください。