タイトル等
大正・昭和の風景版画家 川瀬巴水展
会場
高浜市やきものの里かわら美術館
会期
2006-09-09~2006-10-09
休催日
月曜日、9月19日(火)※ただし、9月8日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館
開催時間
午前9時~午後5時
※ただし、9月16日(土)は午後8時まで
※観覧券の販売は午後4時30分まで(9月16日は午後7時30分まで)
観覧料
高校生以上600円(480円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上団体
主催者
高浜市やきものの里かわら美術館
概要
新しい時代にふさわしい浮世絵の制作を目指して
江戸時代に庶民芸術として生まれた浮世絵版画は、遠く海を渡り、モネやゴッホといった画家やコレクターを魅了し、一大ブームを巻き起こしていました。ところが、その反面、同時代である明治時代の日本では浮世絵版画は衰退の一途を辿っており、石版や写真版といった新しい印刷技術に取って代わられる事態に陥っていました。
本展で取り上げる川瀬巴水(かわせ・はすい、一八八三~一九五七)は、衰退する浮世絵版画の復興を目指し、伝統的木版制作技法(版元制度のもとで絵師・彫師・摺師の三者共同によって制作)を基盤としながら、新しい時代に即した近代的要素を盛り込んだ「新版画」の制作に取り組んだ人物です。
一八八三年(明治16)に東京府芝区(現・東京都港区)の糸問屋に生まれた川瀬巴水は、洋画を学んだ後に日本画の鏑木清方に師事しましたが、同門の伊東深水の木版画を見て版画に関心を抱くようになり、「新版画」を提唱していた版元・渡邊庄三郎のもとから「塩原おかね路」等塩原を題材にした3部作の風景版画を出版しました。以後、木版画に専念し、特に情感あふれる風景版画に新境地を開拓しました。

国際的評価を受けるHASUI
日本ではまだあまり知られていない巴水ですが、海外においては、すでに一九二〇年代には雑誌で日本の代表的版画家として紹介されているほど、早くから知られていました。現在も欧米諸国で回顧展が開催されたり書籍が発行され、広重や北斎に並び称されるなど、国際的に非常に高い評価を得ています。
来年二〇〇七年は、巴水没後50周年にあたります。本展が巴水作品の素晴らしさを多くの方々に知っていただく機会になれば幸いです。
ホームページ
http://www.takahama-kawara-museum.com
展覧会問合せ先
高浜市やきものの里かわら美術館 Tel.0566-52-3366
会場住所
〒444-1325
愛知県高浜市青木町9-6-18
交通案内
名鉄名古屋本線「知立駅」またはJR東海道線「刈谷駅」で名鉄三河線(碧南方面)に乗換え 名鉄「高浜港駅」下車徒歩10分
愛知県高浜市青木町9-6-18
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