今回は、前田家歴代藩主所用の甲冑・陣羽織とともに、初代藩主利家の小特集を企画し、利家の画像(写)、甲冑、馬聯、末森合戦図絵巻などを含む26点を展示します。
重要文化財金小礼白糸素懸威胴丸具足(きんこざねしろいとすがけおどしどうまるぐそく)は天正12年(1584)に前田利家と佐々成政が戦った末森合戦の際に利家が着用していたものといわれ、末森合戦を題材にした絵には必ず利家がこれを着用した姿が描かれています。兜も胴も全体に漆を塗り金箔を押したもので、たいへん桃山時代らしい雰囲気を持っている具足です。是非百万石祭りに併せましてご覧頂きたく思います。