1956年4月の創刊以来、常に日本の絵本界をリードしつづけてきた福音館書店の月刊創作絵本「こどものとも」は2006年3月で通巻600号を、同年4月で創刊50周年を迎えます。毎月、冒険やファンタジーなどの楽しいも物語、日本や世界の昔話、動物、乗り物、生活など、その内容はバラエティーに富んでおり、これまでに各時代を代表する一流の著者や画家が、子ども達のために全力を注いでつくりあげた「大人も子どもも一緒に感動できる絵本」として日本の絵本の歴史のなかで重要な役割を果たしてきました。
これまで厚生大臣賞をはじめ多くの賞を受けており、また、アメリカやヨーロッパ、アジアのほとんどの国で翻訳出版されるなど、世界各国でも高い評価を得、数々の賞に輝いています。
本展では、その創刊50周年、通巻600号を記念して開催するもので、これまでの作品をふり返りながら、「こどものとも」が日本の創作絵本の歴史の中で果たしてきた意義・役割をあらためて伝えるとともに、その各作品のもつ魅力に迫ります。
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