タイトル等
台湾の女性日本画家 生誕100年記念 陳進展
会場
渋谷区立松濤美術館
会期
2006-04-05~2006-05-14
休催日
4月10日(月)・17日(月)・24日(月)、5月1日(月)・8日(月)
開催時間
午前9時~午後5時(ただし、入館は4時30分まで)
観覧料
一般300円(240円)・小中学生100円(80円)
※( )内は団体10名以上。60歳以上の方及び障害者の方は無料。毎週土曜日は小中学生無料
主催者
渋谷区立松涛美術館・読売新聞東京本社・美術館連絡協議会
概要
1895年、日本の植民地支配下に置かれて以後、今日まで、台湾は、政治的に中国大陸と異なった道を歩んだばかりでなく、文化・芸術の面でも独自の展開を遂げてきました。民主化・自由化が進む現在の台湾において、台湾人としての共通認識を持つ傾向が強まる中、美術の分野においても、「中国美術」ではなく「台湾美術」という考えが形成され、日本統治時代の美術に対する研究が進んでいます。陳進もまた、日本統治時代に活躍をはじめた画家の一人であり、二十世紀の台湾美術の発展に大きな足跡を残しました。
陳進は1970年、台湾の裕福な家庭に生まれ、台北第三高等女学校で日本画家郷原古統の教えを受けました。ついで、東京女子美術学校(現・女子美術大学)に留学。卒業後は、鏑木清方の門に入り、清方、伊東深水などに学びました。在学中に第一回台湾美術展に入選したのをはじめとし、1934年の第15回帝展に台湾女性として初入選、その後も帝展、文展での入選を重ねるなどして活躍しました。戦後の台湾では、中国の伝統的絵画である国画と東洋画(=日本画=膠彩画)との対立の中で制作に悩むことになります。しかし、結婚、そして母親となって以後は、家庭生活を主題に制作をつづけ、1998年に台北に歿するまで台湾女性画家の頂点として活躍しました。
「合奏」や「悠閒」に代表される前半生の作品は、伝統的な岩彩と膠を用いた日本画(膠彩画)技法により台湾の地方色豊かな女性像を描き、結婚後の後半生は、「みどりご(嬰児)」や「花嫁(新娘)」のように妻、母親、家庭人としての日々を慈愛の眼差しをもって描きつづけました。
本展では、生誕百年を記念し、陳進の代表作約80点及び素描などを陳列します。本展を通して、その優れた画業を回顧するとともに、二十世紀において独自の道を切り開いてきた台湾絵画についても考察したく考えています。
ホームページ
http://www.shoto-museum.jp/
展覧会問合せ先
Tel.03-3465-9421
会場住所
〒150-0046
東京都渋谷区松濤2-14-14
交通案内
[電車]
京王井の頭線 神泉駅下車 徒歩5分

JR・東急電鉄・東京メトロ 渋谷駅下車 徒歩15分

[バス]
ハチ公バス
「松濤美術館入口」下車 徒歩2分
(丘を越えてルート/上原・富ヶ谷ルート)
「東大前」下車 徒歩2分
(丘を越えてルート/上原・富ヶ谷ルート)

東急バス
渋55「東大前」下車 徒歩2分

京王バス
渋60・61「東大前」下車 徒歩2分
渋60・61「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分

都営バス
渋66「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分

※駐車場はございません。
ホームページ
https://shoto-museum.jp/
東京都渋谷区松濤2-14-14
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