西洋に大きな影響を与えた日本の陶磁と浮世絵
私たちは多くのモノに囲まれて毎日の生活を送っています。
衣・食・住…服飾、食器、インテリアなど、さまざまなモノ。
それらが「つまらなく、どうでもいいモノ」であるのと、「実用性と美を兼ね備えるすばらしいモノ」であるのとは、人生を変えるほどの違いがあるのではないでしょうか?
生活の中に美を。
本展のキーワードは「生活美学」です。
ジャポニスムってなに?
今から100~150年ほど前、日本の浮世絵や陶磁器、着物などが欧米で紹介され、大人気となりました。
欧米の作家たちは、日本的な表現を積極的に取り入れます。
折りしも産業革命で大量生産が可能となり、交通網の発達が進み、女性も社会進出し、近代的なライフスタイルが確立された時代。
人々は生活の中の美…
飾るだけの美術品でなく実用にも耐える工芸品に、優雅なる「用の美」を求めました。
食器、服飾、アクセサリー、インテリアなど、身近なところにあって私たちに「美」を感じさせてくれる品々、約250点をご紹介します。