タイトル等
ドレスデン国立美術館展
世界の鏡
会場
国立西洋美術館
会期
2005-06-28~2005-09-19
休催日
月曜日(ただし、7月18日、8月15日、9月19日は開館、7月19日(火)は休館)
開催時間
午前9時30分~午後5時30分(金曜日は午後8時)
※入館は閉館の30分前まで
観覧料
一般(当日:1,400前売り:1,200団体:1,000) 大学生(1,000,800,560) 高校生(800,700,450) 中学生以下無料
*団体は20名以上。*障害のある方及び付添者1名は無料。
主催者
国立西洋美術館/日本経済新聞社
概要
この展覧会は、ドレスデンに居城を定めたザクセン選帝侯のコレクションを7つのセクションで見るものです。ドレスデンでは異国文化が愛され、様々な外国の美術が集められました。中でも、イタリア、フランス、オランダ、そしてトルコ、中国、日本の6つの国が重要でした。セクション1では、そうした異国文化の影響を見る前に、ドレスデンのコレクションの始まりが、美術作品ではなく科学計測機器であったことを概観します。16世紀後半に宮廷に設けられた「美術収集室」では、ザクセン選帝侯が愛した地球儀や天球儀、製図用具など、実際に使用された道具類が棚に並べられていました。
セクション2では、オスマン・トルコの美術とその影響を見ます。アウグスト強王の時代、ザクセン宮廷ではトルコ風の祝祭が執り行われるほどトルコ風が流行しました。
セクション3は、芸術の先進国イタリアです。ザクセン宮廷では特に、ヴェネツィアの風景画が多く購入されましたが、ドレスデンの風景画が望まれるようになると、カナレットの甥のベロットがドレスデンに招かれ、ヴェドゥータという流行の風景画様式でドレスデンの景観が多数描かれ居城を飾ります。
セクション4では、フランスの宮廷文化に焦点が合わせられています。アウグスト強王は、青年時代、華麗な宮廷文化に衝撃を受けドレスデンの居城をフランス風に改装すべく、祝祭や儀式、ファッションから家具に至るまであらゆることをフランス風に整えました。
セクション5は、中国と日本の工芸です。アウグスト強王は東洋の磁器に魅了され、薬剤師ベトガーに白磁の製作を命じました。東洋の磁器を集光鏡で熔かし成分を分析することで、ベトガーはヨーロッパ初の磁器製作に成功します。マイセン磁器は、ヨーロッパの宮廷の憧れの的となり、ザクセンの贈り物外交で絶大な効果を発揮しました。
セクション6では、オランダ絵画の巨匠レンブラントがドレスデンに及ぼした影響を見ます。
最後のセクション7は、ドイツ・ロマン主義の中心地としてのドレスデンです。ドレスデンは文化と芸術でドイツを代表する町となったのです。また、ダールが描いた《満月のドレスデン》には、イタリアのヴェドゥータの様式とオランダの写実的な描写の融合を見ることができこの一点に、ドレスデンのコレクションの特徴が映し出されていると言っても過言ではありません。
ホームページ
http://www.nmwa.go.jp/
展覧会問合せ先
ハローダイヤル (03)5777-8600
会場住所
〒110-0007
東京都台東区上野公園7-7
交通案内
JR上野駅下車(公園口) 徒歩1分
京成電鉄京成上野駅下車 徒歩7分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅下車 徒歩8分
*駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
ホームページ
https://www.nmwa.go.jp/
東京都台東区上野公園7-7
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索