" 2005年に世界的に有名なデンマークの詩人、そして童話作家でもあるハンス・クリスチャン・アンデルセンが生誕200周年を迎え、本国だけでなくアジアにおいても、改めて彼の作品を見直そうという動きが生まれてきています。
『みにくいあひるのこ』『裸の王様』『人魚姫』など日本でもなじみ深い作品をはじめ、彼が生涯で残した童話は160編以上とも言われています。時には物悲しく、時にはユーモアをこめて人生観を投影させた彼の童話には不思議な魅力があり、日本でも100年以上前より受け入れられていますが、アンデルセン自身がどんな人物であったのかは意外に知られていないのではないでしょうか。
今展覧会では彼の生まれ故郷デンマーク・オーデンセ市にあるアンデルセン博物館の所蔵品である、童話原稿、スケッチ、切り絵、遺品など国宝級の貴重な作品多数を特別に借用し、時代背景と照らし合わせながら、臨場感のある空間が展開されます。
また明治・大正・昭和時代に日本で出版されたアンデルセンの本とともに、""現代によみがえるアンデルセン”として発売された、生誕200年記念出版『アンデルセンの絵本12巻・別巻1』(日本では小学館より刊行)の原画と、安野光雅氏始め国際アンデルセン賞受賞画家6名を含む世界的に著名な画家約20名によって描きおろされた、アンデルセンをモチーフにした独自の作品を展示することにより、子供から大人まで年齢層を問わず楽しめる内容になっています。
200年の時を超えて今なお読み継がれ、現代人の心に語りかけるアンデルセン童話の国へぜひお出かけ下さい。
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