今回の展示は、第2展示室「袋物にみる江戸文化」との2展示で構成しています。
第1展示室では、世界にも知られた浮世絵師北斎、広重らの作品をご覧いただきます。
18世紀後半、多色刷りの絵師が誕生したことにより、多くの浮世絵師が次々と登場しました。歌麿、北斎、広重、写楽、豊国・・。彼らは美人画、役者絵、風景と様々なジャンルの画題を取り上げました。江戸と京を結ぶ東海道は、江戸時代において現在にも劣らぬ重要な幹線道路でした。浮世絵師たちが活躍した頃、経済は発展し物資の流通が盛んになると同時に人々の往来も増加していきました。彼らが描いた浮世絵は、多く庶民の心を捉え、まだ見ぬ土地や旅への憧れを膨らませたことでしょう。ここでは、庶民の心を魅了した浮世絵をお楽しみいただきます。